その他の操作
マグル生まれの魔女で、ヴォルデモート卿と同年代のレイブンクロー生。死後はゴーストになり、自分が死んだホグワーツの女子トイレに憑りついています。本名はマートル・エリザベス・ワレン。
基本データまとめ
できごと
生前
マートルは1920年代後半ころ、マグルのワレン家に生まれました。
11歳になるとホグワーツ魔法魔術学校へ入学し、レイブンクローに組分けされます。友達はあまりおらず、いつも眼鏡や顔のニキビといった外見のことでからかわれたりいじめられていました。
1943年ころ、「スリザリンの継承者」によって秘密の部屋が開かれます。「スリザリンの継承者」はサラザール・スリザリンが作ったという伝説の部屋を開き、そこに棲む怪物を使ってスリザリンが魔法教育を授けるに相応しくないと考えた「マグル生まれ」を襲うものとされました。
「まさにここだったの。この小部屋で死んだのよ。よく覚えてるわ。オリーブ・ホーンビーがわたしのメガネのことをからかったものだから、ここに隠れたの。鍵を掛けて泣いていたら、誰かが入ってきたわ。何か変なことを言ってた。外国語だった、と思うわ。とにかく、いやだったのは、しゃべってるのが男子だったってこと。だから、出ていけ、男子トイレを使えって言うつもりで、鍵を開けて、そして――」マートルは偉そうにそっくり返って、顔を輝かせた。
「死んだの」[3]
1943年6月13日、この日マートルはオリーブ・ホーンビーに眼鏡のことをからかわれ、マートルは一人、大広間の上にある女子トイレの個室に入り、鍵をかけて泣いていました。すると間もなくトム・リドルが同じ女子トイレに現れ、秘密の部屋を開くために蛇語を話し始めます。
マートルはすぐにその声が男子のものだと気づき、女子トイレにいるリドルを追い出そうとして鍵を開けました。すると、マートルはパイプを上がって出てきた秘密の部屋の怪物、バジリスクに睨まれて殺されました。それから何時間も経った後、オリーブ・ホーンビーが当時のディペット校長からマートルを探すよう命じられ、マートルの遺体を発見しました。
死後
Work in progress.
名前について
2015年「嘆きのマートル」のフルネームがMyrtle Elizabeth Warrenであることが、J. K. ローリングの公式Twitter上で明かされました。書籍では『ハリー・ポッターと呪いの子』(の舞台脚本)で初めてマートルのフルネームが登場しました。
myrtleとは英語で銀梅花の意味。結婚式の花輪に用いられるといいます。[4]
Moaning Myrtle(嘆きのマートル)はMで頭韻を踏んでおり、moanは「うめく」という意味。Moaning Myrtleで「うめいているマートル」になる。
登場
- 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』
- 『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』
- 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
- ポッターモア(現:Wizarding World)
- 『ハリー・ポッターと呪いの子』