その他の操作
世界一強力な愛の妙薬です。真珠貝のような光沢に、螺旋を描く湯気が特徴。何に惹かれるかにより、一人ひとり異なる匂いがします。
基本データ
- 魔法薬の名称
- アモルテンシア (Amortensia)
- 魅惑万能薬 (Amortensia)
- 効果
- 飲んだ者に強烈な執着心や強迫観念を引き起こす。
- 見た目
- 真珠貝のような光沢
- 螺旋を描く湯気
- 芳香
- 何に惹かれるかによって一人ひとり異なる香り
- レベル
- 上級
性質
効果
「すぐれた魔法薬師であれば、強力にのぼせあがらせることはできる。しかし、真に破ることのできない、永遠の、無条件の愛着の情を創り出した者はいない。これのみが『愛』と呼べるものである」[1]
アモルテンシアは存在する中で最も強力な愛の妙薬とされれています。
非常に危険で強力な魔法薬ですが、実際に愛を創り出すわけではありません。一般に愛を創り出したり模倣したりすることは不可能で、愛の妙薬は飲んだ者に単なる強力な執着心や強迫観念を引き起こします。
見た目
アモルテンシアの湯気は螺旋を描き、また真珠貝のような独特の光沢を放ちます。
香り
四人は金色の鍋にいちばん近いテーブルを選んだ。この鍋は、ハリーがいままでに嗅いだ中でももっとも蠱惑的な香りの一つを発散していた。なぜかその香りは、糖蜜パイや箒の柄のウッディな匂い、そして「隠れ穴」で嗅いだのではないかと思われる、花のような芳香を同時に思い起こさせた。ハリーは知らぬ間にその香りをゆっくりと深く吸い込み、香りを呑んだかのように、自分が薬の香気に満たされているのを感じた。[2]
アモルテンシアは、一人ひとりが何に惹かれているかによって異なる香りがします。また、何に惹かれているか本人が気づいていなくてもその香りがします。
判明している香り
人物 | 香り |
---|---|
ハーマイオニー・グレンジャー | 刈ったばかりの芝生、新しい羊皮紙、ロンの髪の匂い[3] |
ハリー・ポッター | 糖蜜パイ、箒の柄のウッディな匂い、「隠れ穴」で嗅いだのではないかと思われる、花のような芳香(ジニーの香り) |
名前の由来
ラテン語で"amor"は「愛」を意味します。
J.K. ローリングの発言
JKR: […] the Love room, it’s the place where they study what love means. So that room, I believe, would have at its center a kind of fountain or well containing a love potion, a very powerful love potion. You know that the first time they ever enter Slughorn’s Potions (SU: Yes.) class, and he starts talking about Amortentia, […][4]
J.K. ローリングは過去にファンとのインタビューで、神秘部の「愛の間」には部屋の中心にアモルテンシアの泉があると発言しています。
登場
- 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
- ポッターモア(現:Wizarding World)Wizarding World)
- J.K. ローリングへのインタビュー
参照
- ↑ 『吟遊詩人ビードルの物語』「毛だらけ心臓の魔法戦士」に寄せて
- ↑ 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』第9章
- ↑ J.K. Rowling and the Live Chat, Bloomsbury.com, July 30, 2007
- ↑ PotterCast 131 J.K. Rowling Interview Transcript