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ウィーズリー家

提供:いかれたポタペディア

イギリス魔法界の旧家の一つ。「聖28一族」の一つとして挙げられていることから1930年代までは純血であったとされます(ウィーズリー家自身はマグルの祖先がいると主張しました)。若い世代のウィーズリー家の人物には、マグルの祖先を持つ者もいます。

基本情報

名前
ウィーズリー (Weasley)
家系
1930年代では純血とされている。ウィーズリー家自身はマグルの祖先も存在するとした。
判明している居住地
オッタリー・セント・キャッチポール

歴史

1910年代

ウィーズリー家は他のイギリス魔法界の純血の一族と異なり、マグルやマグル生まれ、混血(半純血)の人々とも親しく交際し、純血の優越性を唱えてきませんでした。

最も古い年代のウィーズリー家の人物として知られているのは、ブラック家出身のセドレラ (Cedrella) と結婚したセプティマス (Septimus) です。セドレラは1910年代の人物で、「血を裏切る者」ウィーズリー家の人物と結婚したことが原因で、ブラック家の家系図から抹消されています。

1990年代(第二次魔法戦争~その後)

第二次魔法戦争では、アーサー・ウィーズリーとその妻モリー、そしてその子どもたちが不死鳥の騎士団ダンブルドア軍団に参加し、ヴォルデモート卿死喰い人に抵抗しました。

1997年6月にはアーサーとモリーの長男ビルフェンリール・グレイバックに襲われ顔に大きな傷を負いました。1998年5月2日、最後の戦闘となったホグワーツの戦いでは四男のフレッドが犠牲になりました。この後モリーは娘のジニーに代わって死喰い人ベラトリックス・レストレンジと戦い、ベラトリックスにとどめを刺しました。

アーサーとモリーには7人もの子供がいたため決して裕福とは言えず、1992年にはグリンゴッツの金庫には金貨が1枚と、ほんの一握りの銀貨しかありませんでした。長男のビルはブラジルのペンフレンドに会いに行くための旅費が出せず、下の方の子供たちは兄たちのお下がりの学用品を使っていました。

アーサーとモリーの四男と五男、フレッドとジョージはホグワーツ中退後に悪戯専門店ウィーズリー・ウィザード・ウィーズを開き、この店は大繁盛しました。また魔法省で出世した家族もいます。

「隠れ穴」と呼ばれるウィーズリー一家の自宅は、イングランドのデボン州にあるオッタリー・セント・キャッチボールという村の郊外にあり、近くにはディゴリー家やフォーセット家、ラブグッド家が住んでいます。

家系

ウィーズリー家の人物は赤毛で知られ、代々ホグワーツ魔法魔術学校グリフィンドール寮出身です。

ウィーズリー家ではジニー・ウィーズリーの誕生まで、何世代にも渡って男子ばかりが生まれていました[1]。しかし、アーサーとモリーの孫の世代では男子よりも女子のほうが多いです。

ウィーズリー家は他の純血の一族と姻戚関係にあり、遠縁にはブラック家クラウチ家ロングボトム家プルウェット家ポッター家、フランスのデラクール家があります。

J.K.ローリングはアーサー・ウィーズリーが三人兄弟の一人であると明かしています[1]。5巻でのシリウス・ブラックの台詞から、この三兄弟はセプティマスとセドレラの子供たちであるというのが定説となっています。

ウィーズリー家は1930年代に出版された『純血一族一覧』に挙げられた「聖28一族」の一つです。しかしウィーズリー家は純血の一族として挙げられたことに不快感を示し、一族はマグルの祖先を持つと主張しました。この言動は他の純血の一族から非難され、ウィーズリー家は純血主義者から「血を裏切る者」と呼ばれることになりました[2]

家系図

ウィーズリー家
ブラック家
セプティマス・ウィーズリーセドレラ・ブラックプルウェット家
息子2人アーサー・ウィーズリーモリー・プルウェットポッター家
デラクール家チャーリー・ウィーズリーパーシー・ウィーズリーオードリーフレッド・ウィーズリー (1978年‐1998年)ジョンソン家グレンジャー家ジニー・ウィーズリーハリー・ポッター
フラー・デラクールビル・ウィーズリーモリー・ウィーズリールーシー・ウィーズリージョージ・ウィーズリーアンジェリーナ・ジョンソンロン・ウィーズリーハーマイオニー・グレンジャー
ビクトワール・ウィーズリードミニック・ウィーズリールイ・ウィーズリーフレッド・ウィーズリーロクサーヌ・ウィーズリーローズ・グレンジャー ウィーズリーヒューゴ・グレンジャー ウィーズリージェームズ・シリウス・ポッターアルバス・セブルス・ポッターリリー・ルーナ・ポッター

なお、ロンのおじにビリウスという人物がいますが、これがアーサーの兄弟かモリーの兄弟かははっきりしていません。

J. K. ローリングのコメント

名前の語源と赤毛

In Britain and Ireland the weasel has a bad reputation as an unfortunate, even malevolent, animal. However, since childhood I have had a great fondness for the family mustelidae; not so much malignant as maligned, in my opinion.

There are also many superstitions associated with redheaded people and most state that they are in some way unlucky (Judas Escariot was supposedly red-haired), but this is nonsense; I happen to like red hair as well as weasels.

(イギリスやアイルランドではイタチは縁起が悪い、さらには邪悪な動物だと言われています。しかし私は子供の時から家族で飼っていたイタチをとても可愛がっていました。私が思うに、言われているほど悪い動物ではありません。)

(また赤毛の人々に関する迷信も多く、(イスカリオテのユダが赤毛だったと言われているように)そのほとんどは赤毛が何らかの形で不吉だとしていますが、くだらないことです。私はイタチと同じくらい赤毛のことも何気なく好きなのです。)

J.K.ローリングはWeasleyという名が"weasel"(イタチ)から来ているとしており、このことについてリニューアル前の公式サイトでコメントしています。

また、イタチはアーサー・ウィーズリーの守護霊でもあります。

登場

参照